国連気候変動枠組条約 第27回締約国会議(COP27)に、フランクリン・テンプルトンからアジアパシフィック代表のユウ(ベン)・メン博士が出席しました。11月6日から18日までエジプトのシャルム・エル・シェイクで開催された今年の会議には、4万人近くが参加しました。会議のテーマは、脱炭素化、エネルギー転換、革新的なソリューション、気候変動対策融資、自然と生物の多様性などです。

「COP27にフランクリン・テンプルトンを代表して参加できたことを光栄に思います。」とユウ(ベン)は述べました。「顧客のために進歩し続けてきた当社の75年の歴史を考えれば、気候変動目標の達成に向けた金融業界の役割に関する世界的な議論に、投資家を代表して発言することは適任であったと思います。」

会議期間中、ユウ(ベン)は2つのディスカッションに参加しました。セッション「気候変動会計:私たちにまだ足りないことは何か?」では、ユウ(ベン)と他のパネリストが、なぜ温室効果ガスの排出量の多い企業は、財務諸表を作成する際に、重要な気候関連事項の影響を考慮することが少ないのか?について議論しました。

パネリストたちは、企業会計において、炭素集約度をオープンに正確に伝えることが不可欠であることと、今日の財務報告は気候変動の課題の規模や企業の財務会計への重大な影響を適切に反映していないという見解で一致しました。そして、気候変動を緩和するためには、資本を炭素集約的な活動から迅速にシフトさせる必要があることについても一致しました。

ユウ(ベン)は、「財務データの開示は、義務化、監査、そして標準化されています。しかし、気候変動リスクの情報に関しては、理想とは程遠い状況です。まだ明確な国際基準はなく、すべての国・地域で義務化されているわけではありません。私が「まだ」と強調したのは、気候変動リスクに関連するデータの開示に前向きな流れがあるためです。」

公式サイドイベント「The Investor Agenda:ネットゼロを達成するための投資家の気候変動に対するアクションの規模拡大」では、投資家の気候変動に対するアクションが、ネットゼロの投資ポートフォリオを実現するためにどのように役立つかについてパネリストが議論しました。

ユウ(ベン)は、フランクリン・テンプルトンが「気候危機に関する政府へのグローバル投資家ステートメント」に署名した理由のひとつとして、直接的な投資判断にとどまらないフランクリン・テンプルトンの政策提言への取り組みだと説明しました。

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