イギリスを拠点に活動している株主擁護団体ShareActionは、最新のレポートで投資会社による議決権行使の結果を公開しました。彼らは、252社の株主提案の中から、世界最大級の運用会社68社の記録を比較しました。

この報告書では、2022年に環境と社会の提案への支持が増加したものの、いくつかの大手運用会社がESG関連施策への支持を大幅に縮小したことが強調されています。最も大きく減少したのは、エネルギー分野の企業を対象とした環境に関する決議案であることが報告されました。

複数の世界最大級の運用会社が、2021年に比べて気候・社会問題決議への投票を大幅に減らしましたが、これらの企業が投票すれば過半数の支持を得たであろう緊急の環境・社会問題の決議事例がありました。

しかし、フランクリン・テンプルトンは、2022年の間にそのような問題への対応策へのサポートを56%まで増やしました。これは、前年度から31%の上昇となりました。フランクリン・テンプルトンの進歩について、グローバル・ヘッド・オブ・サステナビリティのアン・シンプソンは「スチュワードシップの進歩は、多くの人々の努力とコミットメントを反映しており、心強い限りです」とコメントしています。

フランクリン・テンプルトンの運用チームは、提案者との重要なエンゲージメントとなる質の高い株主総会決議を支持しています。それにより、企業の回復力を向上させ、リスク調整後のリターンを継続的に顧客に提供するという当社の受託者責任を果たすことに努めています。

なお、報告書では、世界で環境・社会決議への投票率が2021年の60%から2022年には66%に上昇しており、より前向きな状況となっていることが報告されています。これは、欧州の運用会社が80%以上の施策を支持したことによる大幅な改善が主な要因となっています。

フランクリン・テンプルトンと表記されているビジネスの一部には、以下の運用チームも含まれます。

  • フランクリン株式グループ
  • フランクリン・インカム・インベスターズ
  • フランクリン・リアル・アセット・アドバイザーズ
  • フランクリン・テンプルトン新興国株式グループ
  • フランクリン・テンプルトン債券グループ
  • フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ・ソリューション
  • フランクリン・テンプルトン・プライベート・エクイティ・グループ
  • フランクリン・ベンチャー・パートナーズ
  • K2アドバイザーズ
  • テンプルトン・グローバル株式グループ
  • テンプルトン・グローバル・マクロ
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