ジェームズ・アンドラスは、フランクリン・テンプルトンのグローバル・サステナビリティ戦略チームにおいて、新たに創設されたサステナビリティ・グローバル・マーケット担当バイス・プレジデントに就任しました。アンドラスは、前職で、カリフォルニア州公務員退職年金制度（CalPERS）のサステナブル投資における暫定マネージング・インベストメント・ディレクターとして、CalPERSの4,430億米ドル1の運用ポートフォリオにおけるサステナブル投資戦略を主導していました。
フランクリン・テンプルトンのグローバル・ヘッド・オブ・サステナビリティを務めるアン・シンプソンは、「ジェームズはコーポレート・ガバナンスに関する深い経験があり、金融、人的、自然資本の効果的な管理に関する豊富な知識と専門性をフランクリン・テンプルトンにもたらしてくれます。私たちは、サステナブル投資に関する深遠な発展と複雑化が世界的に進む中、専用部門の構築に取り組むことを約束します。この重要な分野での取り組みを加速させるため、ジェームズが当社の成長中であるこのチームに加わることを嬉しく思います。」とコメントしています。
カリフォルニアを拠点とするアンドラスは、フランクリン・テンプルトンのサステナビリティとスチュワードシップの取り組みを監督し、顧客、外部組織、政策立案者、規制当局、社内関係者への提言者・スポークスパーソンとしての役割を担います。彼は、当社のサステナブル投資戦略を実施するグローバル・サステナビリティ戦略チームを統率します。当チームは、ヨーロッパ、アジア、米国にまたがる専門家で構成され、データ、コンテンツ、スチュワードシップ、およびプロダクトの担当者の追加採用を行っています。また、当社のグローバル・パブリック・ポリシーチームとも密接に連携します。アンドラスは、フランクリン・テンプルトンのグローバル・ヘッド・オブ・サステナビリティであるアン・シンプソンの直属となり、スチュワードシップとサステナブル投資に関する会社全体の戦略的方向性を決定します。シンプソンは、フランクリン・リソーシズのCEO兼社長であるジェニー・ジョンソンの直属の部下です。
アンドラスは、「サステナビリティに注力する重要な時期に、ダイナミックなリーダーを擁する世界的に有名なグローバル運用会社であるフランクリン・テンプルトンに加入できる機会を得て、大変嬉しく思っています。充実した財務情報に重点を置き、サステナブル投資の優先順位を高めて、グローバルな規制や政策構想に直接貢献することで、付加価値を提供することを楽しみにしています。」とコメントしています。
アンドラスは、その多様な経歴から、業界と規制に関する深い知識をチームにもたらします。直近では、CalPERSのサステナブル投資担当の暫定マネージング・インベストメント・ディレクターを務め、CalPERSのような投資家が資産運用を行う上で適切な規制環境を確保できるよう、国内および国際レベルでの金融市場の透明性を提唱しました。CalPERS 以前は、世界的な法律事務所であるK&L Gatesのパートナーを務めていました。
彼は、米国証券取引委員会（SEC）投資家諮問委員会、公開会社会計監視委員会（PCAOB）投資家諮問グループ、財務会計基準諮問委員会（FASAC）、国際財務報告基準諮問委員会のメンバーとして、アセット・オーナーの経験豊富な擁護者です。また、約70兆米ドルを管理する投資家を代表する国際コーポレートガバナンス・ネットワーク（ICGN）の金融資本委員会の共同議長を務めています2。2023年3月、アンドラスはICGNのExcellence in Corporate Governance Awardを受賞しています。また、アンドラスは、アメリカのビジネス誌FortuneによるFortune 1000や Global 500企業の黒人の現職および前任のCEOや上級管理職からなる全米組織であるThe Executive Leadership Councilのメンバーでもあります3。
アンドラスは元米軍将校で、陸軍士官学校のウェストポイントを卒業しました。テキサス大学ロースクールでJ.D.（法務博士）を取得しています。
- 2023年3月14日時点のカリフォルニア州公務員退職年金制度金制度の運用資産。
出所： https://www.calpers.ca.gov/page/investments - International Corporate Governance Network（国際コーポレート・ガバナンス・ネットワーク、ICGN）
出所： https://www.icgn.org/ - The Executive Leadership Council.
出所： https://www.elcinfo.com/what-we-do/