WHAT IS INCOME?
債券や株式などの金融資産を保有することにより、安定的かつ継続的に得られるインカム収益(利息や配当など)に着目して投資をすることです。
インカム収益は、債券の利息、株式の配当、不動産投資信託(REIT)の分配金など一定期間毎に受け取ることのできる収益を指します。債券や株式のキャピタル・ゲイン(キャピタル・ロス)のように資産価格の変動で上下する収益と比較すると、インカム収益は相対的に安定した収益の源泉となります。
WHY INCOME?
インカム投資のメリットは、どのような景気循環の局面でも、安定した収益が期待される点にあります。 特に、世界ではしばしば経済や地政学の動揺から、市場の不透明感が高まることがあり、このような不安定な市場環境において、インカム投資への見直しが進む可能性があります。
市場環境によって大きく変動するキャピタル収益(株式や債券の価格変動収益)に対して、利息や配当等によるインカム収益を長期にわたって積み上げることで相対的に安定した運用収益が期待できます。
※上記はあくまでイメージであり、必ずしもイメージ図のようなリターンになるとは限りません。キャピタル収益のマイナスがインカム収益を上回り、投資資産が減少することもあります。また、市場環境や業績等により利息や配当が減少または支払われないことがあります。
米国では2022年来、米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げを継続したことで債券利回りが上昇し、利回りの観点から投資妙味が増す債券への注目が高まっています。インカム収益に着目した投資の選択肢が債券や株式に広がりつつあります。
(出所)ブルームバーグ (注)米国地方債(課税債)、米投資適格社債、 米ハイイールド社債はブルームバーグの各債券指数の最低利回り。 米国株:S&P500指数、米国高配当株:S&P高配当貴族指数、米国REIT:FTSE NAREITオール・エクイティREIT指数、米国MLP:アレリアンMLP指数
WHY INCOME?
実際、米国におけるインカム投資を代表例に、米国高配当株と米国地方債の過去のパフォーマンスを見てみましょう。米国高配当株では、安定した配当収益の積み上げがトータル・リターンの押し上げに寄与してきたことがわかります。
一方、米国地方債に関しては、債券価格の収益は金利変動に伴って変動する一方で、インカム収益(利息収入)の積み上げがリターンの大きな源泉となってきました。このように、インカムに着目した株式や債券の投資においては、インカム収益を長期にわたって積み上げることが、安定したトータル・リターンを実現するカギと考えられます。
(出所)ブルームバーグ
※2000年末を100として指数化 ※期間:2000年1月末~2023年7月末
※S&P高配当貴族指数
(出所)ブルームバーグ
※2005年末を100として指数化 ※期間:2005年末~2023年7月末
※米国地方債(課税債)指数
長期投資の対象として、どのような循環局面*の中でも安定した収益を期待できるインカム投資を検討してはいかがでしょうか。こちらのページで様々な「インカム投資」についての情報を発信していきますので、ぜひお役立てください。
*キャピタル収益部分のマイナスがインカム収益を上回り、投資資産が減少することがあります。また、為替の変動により円換算すると投資資産が減少することがあります。
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